名前が「あ行」ではじまる男優・女優
天津敏(あまつびん)
1950年代から1980年代まで活躍した悪役俳優。
第五作完結篇で松村の後見人的立場の親分を演じる姿は貫禄充分。
管理人にとっての天津敏は、「仮面の忍者:赤影」の甲賀幻妖斉のイメージが鮮烈すぎて、時代劇でも現代劇でも、スゴイ忍法を使うのではないかと思ってしまう。
荒木雅子(あらきまさこ)
1960年代からテレビドラマや各種映画でいろんなお母さんを演じた女優。
本シリーズでは、第三作代理戦争でタケシの母親を、第四作頂上作戦で野崎の母親を演じる。
どちらも不遇で貧しい家庭の母親。
第三作のラストシーンの「タケシ~」は悲しすぎる。
有川正治(ありかわまさはる)
1960年頃から時代劇を中心に映画、テレビドラマに出演した俳優。
菅原文太と川地民夫の「まむしの兄弟」シリーズにも何度か登場して、時代劇の悪役とはまたひと味ちがう雰囲気だった。
有田剛(ありたつよし)
1970年代に東映の映画に出演した俳優。
阿波地大輔(あわぢだいすけ)
1960年代から1980年代にかけて多くの映画に出演した俳優。
顔面はかなり怖いがたまにみせるコミカルな役でも存在感抜群でした。
演技の御師匠さんは、松方弘樹のお父さん、近衛十四郎だそうで、殺陣には定評があったらしい(仁義では関係ないけど)。
五十嵐義弘(いがらしよしひろ)
1960年代から1990年代にかけて多くの映画に出演した俳優。
池田謙治(いけだけんじ)
1960年代から東映映画を中心に出演している俳優。
池玲子(いけれいこ)
東映ポルノ映画の歴史はこの人から始まった。
17歳で主演デビューし、約15年間、いろんな映画に出演した。
第三作代理戦争で西条川谷拓三に「あっちの大きさは変わらんのじゃけん」とプロレスラーと寝ることを強要され、最後には「タケシのもんじゃけん」と三行半を叩きつける 印象的な役柄です。本当に二十歳かよ~(撮影時には未成年だった可能性もある)。
管理人のお薦めは「新仁義なき戦い」のホステス役です。彼女の出るシーンを何度も観ました。
伊吹吾郎(いぶきごろう)
1980年頃までは東映映画を中心に活動。「無用ノ介」ははまり役だった。
第一作の上田のセリフ「ウマのションベンか」は素敵。 逆に第五作完結篇で演じた氏家はなんか優等生的で少し物足りない、という感じ。 唯一、市岡が帰った後に言った捨て台詞(十年前と…)には往年の暴れ者的雰囲気を醸し出していた。
岩尾正隆(いわおまさたか)
ピラニア軍団の一員で、実生活でも喧嘩沙汰をしょっちゅう留置場に入れられた悪役俳優。
このシリーズでは全作品にそれぞれ違う役で出演している。
印象的なのは第一作の暴れまわるヤクザと、第四作頂上作戦で武田の横で飛びかからんばかりの形相で、打本会側の岩井に対するシーン。
宇崎尚韶(うざきなおつぐ)
1970年代に東映映画に出演した俳優。
内田朝雄(うちだあさお)
1960年代初頭から1990年代中盤までいろんな映画、テレビドラマに出演した俳優。 悪役から聖人までいろんな役をこなした。
長老ってなんだか偉そうで、それなりの功績があったりして、実際にみんなが頭を下げるから、やっぱ偉い人なんだろうなぁとは思うが、その正体は不明(笑)。
「わしゃぁ、松村が、適任じゃぁ、思う」勝手に言ってろ、たぬきおやじ!
梅宮辰夫(うめみやたつお)
梅宮アンナのお父さん。
第一作の若杉のアニキは、男が惚れる男、って感じ。
第三作代理戦争から登場する、眉毛の無い岩井は、シリーズ中最も顔が恐ろしいキャラでしょう。
管理人は、仁義なき戦い以前の梅宮辰夫主演の映画を観たことはなく、梅宮辰夫と言えば、若杉と岩井のイメージだけがずっとあって、それが料理するは、漬物を売るは、アンナパパとしてバラエティに出るは、なんて信じられない。信じたくない。
遠藤辰雄(えんどうたつお・遠藤太津朗)
1960年代から数多くの映画に出演してきた名優、名バイプレイヤー。
第三作代理戦争の相原みたいな親分は実際にいるんだろうなぁ、と思って観ていた。
ブルドッグ顔をした相原の渋さがわかるようになったら、仁義ファンも本物ではないか(管理人の勝手な思い込み)。
このサイト「仁義なき戦いビギナーズ」の製作を決定したのは、遠藤太津朗さんがなくなって一週間ほど経った後。
大木吾郎(おおきごろう)
1960年代から1990年まで多くの映画に出演してきた俳優。
シリーズの全作品に登場。
大前均(おおまえきん)
1960年から40年間、ずっといろんな映画に出演してきた俳優。
本シリーズで演じたプロレスラー以外には、ボディガードや用心棒、相撲取り、格闘家などがはまり役。
小倉一郎(おぐらいちろう)
1960年代から活躍を続ける俳優。
ひ弱そうで、善良そうで、小心者のいい人ばかりを演じてきたこの役者は、第四作頂上作戦でやくざを演じても、まんまの役。
イケイケで強がりばかりの男達の中だからこそなのか、野崎を演じた演技力は光っているように思えます。
小田真士(おだしんじ)
1950年代後半から1970年代までいろんな映画に出演した俳優。
本シリーズではセリフのない大親分を二人演じている。
織本順吉(おりもとじゅんきち)
1950年代から50年以上も第一線で活躍する日本を代表する名優。
第五作完結篇で、なんで早川がこんなに老けちまったんだよぉ、とツッコみたくなったのは管理人だけでしょうか。
まさに小悪党という表現がぴったりの演技でした。