「仁義なき戦い」シリーズのストーリー。第一作から第五作まで各話についてのあらましと導入部ストーリー。

仁義なき戦いビギナーズ

シリーズ全体のストーリー:五部作を貫く物語

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広島のヤクザ抗争、20年の歴史を描く

以下は、各話のイントロダクションです。
各話ごとのページにはもっと詳細なストーリーをアップしています(の予定です)。

(第一作)仁義なき戦い

戦後の混乱の中に生まれ、勢力を増してきた暴力組織内での、若者達の情熱と悲しみを描いた物語。 日本映画を代表する不朽の名作。

復員兵の広能は、広島県呉市の小さな組織、山守組の身内となる。
敵対する土居組組長を暗殺するが、自分の親分である山守組長から邪魔もの扱いされて自首せざるをえなくなる。
その後勢力を拡大していく山守組内部で、坂井ら主流派と有田ら反主流派の内部紛争が始まっていく。 やがて仮出所した広能は、山守組長から紛争に勝利した坂井の暗殺を促されるが…。

(第二作)仁義なき戦い 広島死闘篇

伝説のヒットマン、山中を題材にしたスピンオフ的作品。広能は登場するが、本作の実質的主役を山中に譲っている。

戦後の混乱も収まってきた昭和20年代後半。広島競輪場の縄張りを巡って争いを始めた村岡組と大友連合会。
そのころ、博打のいざこざで刑務所入りした工員の山中は、所内で山守組の広能と知り合う。
やがて仮出所した山中は、大友率いる愚連隊に袋だたきにされる。 それを機に知り合った、村岡組組長の姪・靖子と関係を持ったことから村岡組に属し、鉄砲玉として暗躍していく…。

(第三作)仁義なき戦い 代理戦争

登場する人物と組織が、それぞれの思惑の中で複雑に交錯しながら、抗争へと発展してゆくさまは、まさに群像劇。

昭和35年、広島最大の組織・村岡組で跡目騒動が起きる。
跡目の本命と目されていた打越組の打越と、呉の山守をそれぞれ仰ぐ、村岡組幹部の武田、松永、江田や呉の広能らの争いが始まる。
争いは、西日本最大の組織・神戸の明石組を巻き込んでいく。そして、また若者の命が奪われていく…。

(第四作)仁義なき戦い 頂上作戦

激化する抗争と警察介入によるその終焉。武田と広能が言葉を交わすラストシーンには誰もが胸を打たれた。

昭和38年春。 明石組系の打本組と広能組、神和会系の山守組の対立は激しさを増す。
一般市民をも巻き込み、市民からの苦情殺到に窮した警察はトップを微罪で次々逮捕する“頂上作戦”を敷く。
暴力団撲滅運動に乗り出した警察、さらなる抗争に血道を上げる男たち…。

(第五作)仁義なき戦い 完結篇

時代が変わっても新たな抗争が、若い世代によって引き起こされる。 名も知らぬ組員の葬儀を後にし、広能が決意したことは…。

広島最大の組織、山守組は政治結社「天政会」を名乗ることになる。
服役中の会長・武田の腹心である松村は、会の結束を守るため、運営方針を変える。
昭和40年代に入り、服役していた組長や幹部たちが次々と出所してくるのを機に、再び広島に流血の抗争が繰り広げられていく。
そんな中、昭和45年にようやく出所してきた広能は引退を決意する…。